読売新聞主催（科学技術振興機構共催）の「第56回日本学生科学賞」において、本校生４名による共同研究が「入選3等」となりました。

・研究作品名　　　口蹄疫感染症モデルの数理解析　感染拡大の予想と予防策の考察
・研究グループ　　神戸感染症研究班
・研究した生徒　　総合理学科２年生４名
・研究作品の概要

2010年に宮崎県で口蹄疫が発生し、感染拡大を防ぐために多数の家畜が殺処分された。殺処分頭数を抑える有効な対策案を示すため、シミュ レーションと微分方程式の2つの数理モデルを構築し、検証した。その結果、実際にとられた対策よりも3割以上殺処分頭数を抑えるワクチン接種を含めた対策を見つけた。また、豚は牛よりも早急な殺処分が必要であることも示すことができた。これらの結果を、感染症に関する正しい知識の拡大と必要以上の不安の解消に役立てたい。