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兵庫県立神戸高等学校

総合理学科 

科学倫理

  分類:授業   発信日:2012年05月22日 Tue 


「科学倫理」は、「現代社会」という科目の一分野という位置づけで授業を行います。自然科学と人文科学の接点を見つめるため、医療倫理を基点として、西洋古典思想、日本の思想などを学び、また、医療裁判、救急医療の場で活躍をする医師の講話を聞く等によって、科学倫理とは何か、という原点を認識させます。授業で取り扱うテーマや内容は、毎年変更を加えますが、ここでは、以前に取り扱った例を紹介します。

・1学期の最初に、現代社会の教科書を利用し、グループごとにテーマ(環境問題・社会文化問題など)を定め、調べ学習や発表を行います。その後、通常の現代社会の授業の内容と共に、2学期に行うディベート実践に向けて初歩的知識を学び、2学期に行うディベートのテーマ探しを、夏休みの課題とします。
・2学期には、夏休みに考えたテーマに沿ってクラス内でディベート演習を行い、同様のテーマで小論文作成を行います。2学期末には、研究所等より講師を迎え、例えば「クローン動物食品」をテーマにしたり、実際に医療現場で活躍する二人の医師や、医療裁判等で活躍している人物や、救急医療の現場で活躍する人物の話を通して、倫理観と医療現場で今求められている人物像等について考える特別授業や、それに対するグループ討議・発表等の実践を通して理解を深めます。
・3学期には医療に関わるテーマ等で他のクラスとのディベートを実施し、通常授業の中では、テーマに沿いグループで討議し、発表します。


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