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兵庫県立神戸高等学校

総合理学科 

理数理科

  分類:授業   発信日:2012年05月22日 Tue 


理数理科は、「理数物理」・「理数化学」・「理数生物」に分かれます。

理数物理


1・2年生の理数物理は、クラス40名を2分割して20名で授業を展開し、きめ細かな指導を展開します。
 3年生の授業では、数学との連携を深めることを主眼として、微積分を用いて物理現象を表すように工夫したり、基本的な物理量の表記を英語で表すようにし、科学の共通語が英語であるということを意識させながら授業を行なっています。また、第1学年での「サイエンス入門」や第2学年での「課題研究」などで経験した研究活動を、いかに大学・大学院で続けていくかということを授業で触れ、進路を意識させることによって物理に関する興味・関心を高めるように工夫をしています。さらに、新たな実験を導入することで興味・関心の向上を図るような授業を行なっています。

理数化学


 高校理科(化学)に関係する「理科総合A」、「化学Ⅰ」、「化学Ⅱ」の内容を精選、統合し、系統的、発展的に学習する指導計画を立てています。第1学年、第2学年ではクラスを2分割して授業を20人の少人数で行い、きめ細やかな指導を行うとともに、発展的な内容も積極的に取り入れています。
 実験実習においても、少人数で行うことで実験操作の機会が増え経験が深まります。また、第一学年で行う「サイエンス入門」で身に付けた実験操作やデータ処理法を踏まえて、1年間に実施する生徒実験や演示実験の内容、回数を確保しています。ICT教材も活用して効果を上げています。

理数生物


 生物Ⅰと生物Ⅱの内容を、統合、再編成し、また、発展的な内容を含んだ教材を加え、全員が履修する1学年と2学年の2年間で、高校生物の中心的な概念を系統立てて学べるよう、カリキュラムを組みなおしました。
 また、総合理学科設置時よりクラスを2分割し、20名の少人数での授業を2名の教員が同時立ちして実施してきました。少人数であるため実験や観察においてよりきめ細かく指導でき、また、より高度な内容を含んだ実験もこなすことができるようになっています。
 少人数で行う授業であるため、積極的にディスカッションを取り入れています。また、実験観察を多く取り入れるとともに、実験・観察では個人実験を基本とし、実験・観察操作を体験する機会を増やすとともに、レポ-ト作成の機会を増やしています。
 テキストに英語の資料を用い、基本的な用語は英語でも習得させるようにしています。
 さらに、他校への普及ができる市販のキットを使わない分子生物学実験(大腸菌の形質転換やDNAフィンガープリント)を開発し,低コストで効果の上がる実験を行っています。

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